学資保険・子供保険貯蓄重視型

保障重視型と同じく、万が一の場合には、その後の保険料の支払いは免除されるが、育英金は支払われなかったり、一時見舞金の形で少額支払われる程度です。つまり万が一の場合の保証が低いのです。

一方、学資金や入学祝い金などの途中の支払いをなくすか、あっても少額に抑え、かわりに満期時受け取り額を大きくしています。言いかえると、満期時に入学祝い金を集中させているタイプが多いです。

また、同じ保険金の場合、毎月の支払い保険料は前途の保障重視より少なくてすみます。したがって、満期受け取り額と総支払い保険料費=投資効率は高くなります。つまり、貯蓄性が高いわけです。

このタイプの数は少なく、一部の生命保険会社や郵便局の学資保険が代表です。

カンタンに言うと、「保険契約者が払い込んだ保険料総額より、受け取るお金が多い」タイプのこども保険です。言い換えると、「払い込む保険料はなるべく少なく、学資金を多く」準備したい方に向いています。

例としてあげている学資保険では、中学・高校の進学時にも備えられるタイプ(I型)と、大学進学時以降にしぼって備えるタイプ(II型)を用意しています。両者とも返戻率に注目してください。いずれも払い込んだ金額より受け取る学資金のほうが多くなっています。II型の例でいくと、払い込み総額178万8千円に対して、受け取ることのできるお金は200万円で返戻率は、なんと111.8%。この低金利時代にしてはかなり効果的な運用ということができます。

一方、保障性のほうに目を向けると、契約者である親が亡くなった場合には、その後の払い込みが免除され、それまでに払い込んだ金額にかかわらず、約束した学資金を受け取ることができます。子どもに万一のことがあった場合にはそれまでに払い込んだ保険料相当額が戻ってくることになります。子どもの医療保障はありません。次のページで触れる「保障性重視タイプ」にくらべると、保障面ではおとりますが、その分払い込んだ額より受け取るお金が多い=「貯蓄性」が優れた設計になっています。

学資保険